臼田 玲子 - Reiko,USUDA
浅からぬベトナムへの想いがある。現地によき理解者グループがある。
一人息子は独立し、思い切って居を移すことに。このプロジェクトは彼女の熱意から始まった。日本ベトナム友好協会川崎支部事務局長。食文化研究家。独特のネットワークづくりに異彩を放つ。エスペラント語のブログを持つ。
吉田 晃 – Akira,YOSHIDA
建築家 歴史的建造物の修復保存を文化庁宮澤智士、大工棟梁田中文男に師事。
風水は大韓民国京畿道安養市の風水師に師事。
吉田が主宰する建築相談会に臼田が顔を出したのが臼田との出会い。臼田の主宰する自転車贈呈のベトナムツアーに参加。永年、気になっていたベトナム実見の夢が叶う。その1年後、設計依頼のメールが入り応諾しベトナム往来の日々に入る。
山田 貴宏 – Takahiro,YAMADA 本プロジェクト代表
環境建築家 早稲田大学大学院建築学科都市環境工学専攻(尾島俊雄研究室)修了。一級建築士。
大学院では都市における自然環境、住環境のインターフェースをテーマに自然の未利用エネルギーの活用やヒートアイランド対策の研究を行う。
1992〜清水建設株式会社にて都市のエネルギー施設のエンジニアリングや自然エネルギー施設の設計
エンジニアリング業務などに携わる。
1998〜1999 日本建築学会関東支部環境工学委員会委員
1999〜2005 長谷川敬アトリエ勤務。
2005〜現在 一級建築士事務所 ビオフォルム環境デザイン室 代表。
主に国産材を使った、地産地消でかつ伝統的な木の家造りを中心とした建築/環境設計を行う。
建物とそれを取り巻く自然まで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を活用した住環境づくりをめざす。
NPO法人 パーマカルチャーセンタージャパン理事。「職人がつくる木の家・木の家ネット」会員。東京の木で家を造る会賛助会員。
日本大学生物資源科学部非常勤講師。
臼田の想いを実現出来る設計者として吉田と臼田でビオフォルム環境デザイン室をたずね、意気投合しプロジェクトがスタート。
広田 桂子 – Keiko,HIROTA
建築家 シドニー環境大学教授 PhD。岐阜森林アカデミー客員教授。専門は建築衛生学。
高校時代に渡豪し以来、本拠をシドニーに置く。大学ではベトナム人留学生を多く受入れる。日本の大学、研究機関との交流も多い。パンパシフィックの中での、日本、ベトナムを考えるのに欠かせない逸材。臼田の呼びかけに応じ二度シドニーから駆けつけた。
林 秀司 – Shuji,HAYASHI
建築家 明治大学理工学部卒。住宅を中心に多くの設計を手掛ける建築家。
今ある材料、設備を巧みに使い限られた予算でまとめ、顧客満足度はいつもハイアベレージという特異の才能を持つ。その視点でベトナムの、生活、建築を見たら、ということで当初からチームに参加。同時に映像作家でもあり、視察の映像記録係を務めた。氏の作成した視察報告短編動画は、情景を的確に表現していると好評。
Mai Dang Hieu
ハノイ生まれ。ダナン市国際局に勤務。父親の代からの親日家。ダナン市越日友好協会副議長。
日本語が堪能で日本の皇太子のダナン訪問の折りの案内役をつとめる。本プロジェクトの理解者であり、後援者である。16世紀のホイアンと堺の交易の歴史から紐解いた日ベト文化交流事業を提唱実践する。最近ではダナン五行山TamThai寺と名古屋情妙寺の交流をおこなう。ダナン市都市計画審議委員でダナン市20年計画をまとめた。
布施 裕二 – Yuji,HUSE
建築家 日大理工学部建築学科卒。
店舗設計の事務所に就職したが飽き足らず、環境問題に携わりたく山田貴宏の門を叩く。建築の温熱環境向上に向け詳細設計を密度高く追求する。本プロジェクト実施設計チーフで開口部の詳細設計は布施の独創による。原寸模型を製作し現地に搬入。それをもとに現地工場で製作中。
樋口 佳樹 – Yoshiki,HIGUCHI
建築家 早稲田大学大学院理工学研究科卒。
暮らしを見つめた設計者であると同時に研究者である。「環境問題」を「情緒」で語るのではなく「環境技術」として数値に表すパイオニア。本プロジェクトの設備設計電気設計を担当。同時に建築では数少ない浄化槽の専門家で、ヤクルト容器を利用した浄化槽装置は樋口の設計による。
Tran Van Hoang
ダナン市で建築設計事務所を主宰。市内にフエから移築して改造した古民家を自宅にして住む。
布施、樋口の作成した実施図書を行政申請図に作図。施工者見積用に数量表を作成する。地元の基準、施工方法に置き換える適切なアドバイスを受ける。竹による杭基礎方法他構造図はHoangの指示に従った。
Nguyen Quang Huan
建築家 建設会社社長 ホイアン生まれホイアン在住。ホーチミン建築大学卒後ハノイ国家大学大学院を修了。
ホーチミン滞在中に知り合ったホイアン出身の女性と結婚。ホイアンに戻る。人口100万人都市ダナンに事務所を構えバイクで通勤。ホイアンでの仕事があれば真先に優先する地元密着派。U-Cafe現場には朝夕必ず顔を出す。ホイアン郊外に木工所を持ち建具製作はここで行う。地元の起業家との交歓も地道にこなす。
タムキー市の国道沿い「道の駅」は氏が地元起業家と組み、設計。これは、南房総とみうら道の駅「枇杷倶楽部」がモデルで、「枇杷倶楽部」の企画者、南房総市企画課加藤文男さんがクァンナム省にノウハウを提供し実現したもの。期せずして日本の民間の運動がこの辺りまで展開されていることにまず驚いた。と同時に、それにいち早く呼応する現地建築家に好感が持て話はスムーズに進んだ。
Tran Hang Nga
臼田現地アシスタント ハノイ出身。ハノイ国家大学卒。
ハノイ市内の外資系商社に勤務していたが、飽き足らずエスペラント語を通じ臼田と知り合い、臼田の活動に合流。ホイアンに居をうつす。実施設計図面のベト語訳、見積調整、カフェの準備に精力的に動く。英語堪能。2度日本に短期滞在、道の駅とみうら「枇杷倶楽部」を視察。日本語会話もこなす。
首藤 裕太 – Yuta,SHUTOU
工学院大学大学院工学研究科(後藤治教授)修士二年
後藤治先生は建築史の泰斗であり同時に大きな枠組みを設計する社会デザイナーである。氏が文化庁在籍時代に創設した登録有形文化財制度で、どれだけ文化財建造物の一般認識が上がったことか。そんな後藤治研究室には行動派の若者が集まる。U-Cafe工事に際し現場に常駐する若者が必要で、後藤先生に相談したところ翌日志願して来たのが首藤君である。現場の動きを的確に捉えブログで発信する。
北出 健展 – Takenobu,KITADE
建築家 横浜国大工学部同大学院建築学科修士修了。
設計事務所Jell-Architectsを主宰。幡ケ谷に事務所を構える。臼田が主催したベトナムツアーに参加。以来、U-Cafe 推移に積極的にコメントする。幡ケ谷のJell-Architects事務所はU-Cafe の日本での連絡センターであり、Ngaが研修で日本に来た際の受入れ元。
鈴木 敦子 –Atsuko,SUZUKI
建築家 まちづくりプランナー。早稲田大学理工学部建築学科卒業
設計活動と同時に水をキーワードに「アジアのまちづくり」の研究活動を行う。日本建築学会「雨の建築学」研究主任。U-Cafe プロジェクトには工事着工後から参加。経緯にとらわれない視点で臼田のサポート役となっている。
Tran Van Nam
ダナン工科大学学長 Nam学長は日本でPhDを取得。知日派でダナン工科大学と日本の大学との提携交流を積極的に進める。
4月に工学院大学と提携調印した際、同校在校生首藤君の活動を知りU-Cafeの活動に眼を留める。ダナン工科大学の持っている情報の提供、学生間の交流に賛意を得る。